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【08/06/18】小麦さんからTOP絵を頂きました!
ありがとうです><><
【オヌヌメ記事 〜涼宮ハルヒのSS〜】
■涼宮ハルヒの誘惑
■涼宮ハルヒの夕暮
■涼宮ハルヒの純潔
■涼宮ハルヒの悪夢

1 名前: ◆KMIdNZG7Hs 投稿日: 2008/05/21(水) 16:02:58.98 ID:ICLcajwP0
放課後になるといつもの習慣というか帰巣本能というか足が自然と向かう場所がある。
言わずもがなのSOS団の部室だ。正確には文芸部の部室なのだが、この学校で文芸部の存在を覚えている奴なんているのかね?
今日はハルヒが担任の岡部から進路指導とやらで呼び出されているので一人で部室に向かう。
部室のドアの前に立ち、これも習慣となったノックをして、返事があってから部室のドアを開けるのだが今日はなぜか返事がない。
長門の三点リーダの返事でも長門検定一級を自負する俺になら分かるのだがそれすらない。
つまり現時点でこのドアの向こう側には誰もいないのだ。
珍しいこともあるもんだと思いながらドアを開け、いつもの自分の席に着く。
が、
目の前に古泉がいないのでボードゲームもカードゲームも相手がいないのでやることができない。
まさか古泉の真似をして一人で詰め碁というわけにもいくまい。
やってできないことはないだろうが古泉の趣味に自分から擦り寄るのはなんとなく腹ただしい。
うん、俺って普通の人間が経験できないような事を経験してきた割に器が小さいな。
自分で認識してちょっとへこむ。
仕方がない。ハルヒもいないことだし久々にネットサーフィンでもしてみますかね。
2 名前: ◆KMIdNZG7Hs 投稿日: 2008/05/21(水) 16:04:23.54 ID:ICLcajwP0
PCを起動させ立ち上がるのを待つ。ブラウザを立ち上げると我らが団長殿が描かれたSOS団のロゴがこれ見よがしに画面に現れる。
ま、実際は長門に描きなおしてもらっているんだがな。
しばらくカチカチと文字通り電脳世界を彷徨っていたのだが、一般的というか、必然というか、健全な肉体を持つ高校生なら当然といっても過言でない、とい うかその通りなのだが、アダルトサイトに行き着く。
グラマラスなボディやスリムな裸体を眺めていると、ついつい普段接している女性陣の顔とその服の下を想像してしまう。
特にハルヒには押し倒されたりヘッドロックをかけられたりしているのでそのときに不可抗力で体に押し付けられるふくらみは体感済みだ。
バニーガールでどこが出てへこんでいるかは目でも確認済みだしな。
どかぁん!
文字通り爆発させるような音を立てて部室のドアが開いた。
誰が入ってきたかは言うまでもあるまい。ハルヒだ。
我ながら神速でブラウザを閉じる。うむ、すごいぞ俺。
「あー!もぅ!岡部のヤツ!腹立つ!ちょっとキョン!なに勝手にあたしの席に座ってるのよ!!!」
いかんいかん、岡部への怒りがこっちにまで波紋を広げそうだ。おとなしく席を立つ。
とりあえず、ハルヒの様子からエロサイトを閲覧していた事はばれてないようだ。
「いい?!SOS団の団長はわたしなの!そして団長の席はわたしの席なの!勝手に座ることは許さないわ!」
1 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 21:24:15.08 ID:elrslLrs0
ハルヒに振り回されていた日々を振り返ると
ブツブツと文句タレながらも、俺はそれを楽しんでいた事実を実感する。
涼宮ハルヒという一人の女子生徒。それを囲むSOS団という奇妙なメンバー。
不可解な事件、ハルヒの言い出す無理難題。
それにこの先ずっと振り回されると思っていたから……まさかそれが一年という短い日数で終わりを告げるとは
正直、今の俺でもまだ少し……信じきれていないところがある。
ある日突然、ハルヒが持っていた特別な力ってのが消えた。
そこから始まったのは、あいつがもっとも嫌っていた平凡な日々。SOS団の解散。
それにあわせるかのように、俺とハルヒの接点も自然と消えていった。
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